一撃パチンコ(1geki.jp)Pひぐらしのなく頃に~廻~ スペック・ボーダー・絆結びRUSH継続率・止め打ち期待値まとめ
大一商会のひぐらしパチンコ第3弾。小当り転落で回すトータル継続率約89%の絆結びRUSHを、スペック・ボーダー・止め打ちまで数値で整理する
ℹ️ 本機はすでにホールから撤去済み
Pひぐらしのなく頃に~廻~の導入は2020年1月6日。設置期限を過ぎており、2026年現在は通常のホールで打てる台ではない。現行でひぐらしシリーズを打つなら、後継の「Pひぐらしのなく頃に~瞬~」(2021年2月導入・遊タイム搭載)以降のラインが対象になる。本記事は本機の公表スペックと解析値を記録として整理したもので、現行機を探している場合はシリーズ最新作の情報も併せて確認したい。
- 🔁 小当り転落で継続を管理する1種2種混合機:右打ち中は大当り1/7.72に対して転落小当りが約1/32。当りが先に来れば続き、転落が先に来れば終わるという単純な競争になっている
- 💥 絆結びRUSHはトータル継続率約89%:電サポ99回転の本体で約80%、そこから抜けた後の残保留4個で約42%を上乗せして合算で約89%に届く
- 🎯 出玉のメインは実質9Rの約1,260個:RUSH中の大当りは約半分がこの実質9R。3Rとの2択で、まとまった出玉が積み上がる
- ⛔ 遊タイム(天井)は非搭載:ハマり台を拾う立ち回りが成立しない。等価ボーダー約21.2回転を超える釘かどうかがすべてになる
目次
1. 機種概要
Pひぐらしのなく頃に~廻~は、大一商会が2020年1月6日に約15,000台規模で送り出したひぐらしパチンコの第3弾。大当り確率1/319.7のミドルスペックで、種別としては「1種2種混合+小当り転落」に分類される。名前だけ見ると難しそうだが、やっていることはシンプルだ。
右打ち中は大当りが1/7.72、転落を告げる小当りが約1/32で抽選される。この2つが同時に走っていて、大当りを先に引けばRUSH継続、転落小当りを先に引けばRUSH終了――という早い者勝ちの構造になっている。当りのほうが4倍以上引きやすいので、結果として継続率が高くなるという理屈だ。
電サポは1回/5回/99回の3種類。99回転の電サポが本機のメインステージ「絆結びRUSH」で、トータル継続率は約89%。1回の大当りで実質9R・約1,260個級を獲得できるため、RUSHが続いている間の出玉の伸びは速い。一方で確変というシステムは持たず、通常時は素の1/319.7で戦うことになる。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Pひぐらしのなく頃に~廻~319ver. |
| 型式名 | Pひぐらしのなく頃に~廻~AM |
| メーカー | 大一商会 |
| 導入日 | 2020年1月6日 |
| 導入台数 | 約15,000台 |
| タイプ | ミドル/1種2種混合+小当り転落 |
| 兄弟機 | Pひぐらしのなく頃に~廻~219ver.(1/219.96・2020年5月導入) |
▼ この表の読み方: 同じ「廻」でも319ver.と219ver.は別スペック。本記事は導入台数の多い319ver.を扱っている。ホールで見かけた台がどちらかは、枠のシールか大当り確率表示で確認したい。
ゲームの流れをひと言で
通常時(左打ち)で1/319.7を引く。ヘソ当りの98%は6R+電サポ1回という短い区間「真・身隠しモード」に入り、ここで引き戻せれば99回転の絆結びRUSHへ昇格する。RUSHに入ってしまえば約89%でループするので、実質的には「初当り→短い抽選区間の突破→RUSH」という2段構えの機種だと捉えると分かりやすい。
後継機「瞬」との違い
本機の翌年に登場したPひぐらしのなく頃に~瞬~は、同じ絆結びRUSHを名乗りながら中身がかなり違う。最大の差は遊タイムの有無だ。
| 項目 | 廻 319ver.(本機) | 瞬 |
|---|---|---|
| 導入 | 2020年1月6日/約15,000台 | 2021年2月8日/約10,000台 |
| 通常時大当り確率 | 約1/319.7 | 約1/319.8 |
| 右打ち中大当り確率 | 1/7.72 | 1/87.4 |
| 継続の仕組み | 小当り転落(約1/32) | ロング時短(949回転など) |
| RUSH継続率 | 約89%(残保留込み) | 約85% |
| 短時間モードの継続率 | 真・身隠しモード 約50%(時短1回+残保留4個) | 真・身隠しモード 約57% |
| 実質9Rの出玉 | 約1,260個 | 約1,260個 |
| 遊タイム | 非搭載 | 通常950回転で時短1000回転 |
▼ この表の読み方: 黄色いセルが本機と後継機で変わった箇所。「廻」は転落方式で右打ち中の当りが軽い代わりに天井が無く、「瞬」は当りが重い代わりに遊タイムで救済されるという、性格の異なる2台になっている。
2. スペック
基本スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大当り確率(通常時・左打ち) | 約1/319.7 |
| 大当り確率(右打ち中) | 約1/7.72 |
| 転落小当り確率(右打ち中) | 約1/32 |
| 確変システム | なし(確率変動は搭載せず、電サポ回数と転落で管理) |
| 電サポ回数 | 1回/5回/99回(99回=絆結びRUSH) |
| 電サポ終了後 | いずれも残保留4個の抽選あり |
| 賞球 | 3&1&4&7&15 |
| アタッカーカウント | 10カウント |
| ラウンド | 4R/6R/9R/10R(実質3R/6R/9R) |
| 絆結びRUSH継続率(本体のみ) | 約80% |
| 絆結びRUSHトータル継続率 | 約89%(残保留の引き戻し込み) |
| 遊タイム | 非搭載 |
| 等価ボーダー | 約21.2回転/千円 |
▼ この表の読み方: 立ち回りで実際に使うのは上から3行(1/319.7・1/7.72・1/32)と最下段のボーダー。この4つの数字さえ頭に入っていれば、あとは釘を見るだけで打つ・打たないを判断できる。
ℹ️ 「1種2種混合+転落」とは
1種=ヘソに入れて液晶で抽選するデジパチ部分、2種=電チューに入った玉がV入賞すると当りになる羽根物部分。この2つを1台に混ぜたのが1種2種混合機だ。さらに本機は「転落」を採用していて、右打ち中に約1/32で引く小当りが電サポ終了の合図になる。つまり当りを引き続ける限り終わらないが、転落を引いた瞬間に終わるという緊張感のある構造になっている。
ラウンド別の出玉
| ラウンド | 賞球ベース | 実獲得の目安 | 出現場面 |
|---|---|---|---|
| 実質9R | 約1,350個 | 約1,260個 | RUSH中の主力(約51%) |
| 6R | 約900個 | 約840〜900個 | 通常時(ヘソ)の当り |
| 実質3R | 約450個 | 約420〜450個 | RUSH中の約49% |
▼ この表の読み方: 賞球ベースは「15玉×10カウント×ラウンド数」で計算した理論値、実獲得は玉こぼしを引いた目安。解析サイトによって実質9Rを1,260個と書くところと1,492個と書くところがあるが、これは電サポ中の賞球や残保留分をどこまで含めるかの差で、実戦の体感としては1,260個級と見ておくのが無難。
大当り振り分け(ヘソ/通常時)
| 大当り内容 | 電サポ | 出玉目安 | 振り分け |
|---|---|---|---|
| 6R | 99回(絆結びRUSH直行) | 約900個 | 2.0% |
| 6R | 1回+残保留4個 | 約900個 | 98.0% |
| 合計 | 100.0% | ||
▼ この表の読み方: 通常時に引いた当りの98%は「時短1回+残保留4個」しか付かない。ここでもう1回当てないとRUSHへ行けないのが本機の関門。直でRUSHに入る2%を引けたら相当な当たり日だと思っていい。
大当り振り分け(電チュー/右打ち中)
| 大当り内容 | 電サポ | 出玉目安 | 振り分け |
|---|---|---|---|
| 9R(特図当り) | 99回 | 約1,350個 | 2.4% |
| 実質9R | 99回 | 約1,260個 | 48.8% |
| 実質3R | 99回 | 約450個 | 48.8% |
| 合計 | 100.0% | ||
▼ この表の読み方: 電サポ中に引いた当りは電サポ回数が100%で99回に戻る。つまりRUSHに入りさえすれば、あとは出玉が9R側(51.2%)に寄るか3R側(48.8%)に寄るかの運だけ。出玉振り分けはほぼ五分と覚えておけばいい。
⚠️ 電サポが切れた後の残保留で引いた当りは電サポ5回
同じ電チュー当りでも、電サポが残っている状態で引いたか、電サポ終了後の残保留4個で引いたかで扱いが変わる。前者は99回に戻るが、後者は電サポ5回+残保留4個という短い区間になる。液晶上は同じように見えるので、電サポ終了後の当りは「まだRUSHに戻り切っていない」と認識しておきたい。
★換金率別ボーダー表
ボーダーとは、その台で打ち続けたときに収支がトントンになる回転数のこと。単位は業界標準の「1,000円あたり何回転」だ。下表は大当り出玉3%減・持ち玉比率65%という一般的な条件で算出された目安。
| 換金率(4円貸し) | 1,000円あたり回転数 | 等価との差 |
|---|---|---|
| 等価(4.0円) | 約21.2回転 | ― |
| 3.5円交換 | 約22.0回転 | +0.8回転 |
| 3.3円交換 | 約22.6回転 | +1.4回転 |
| 3.0円交換 | 約23.5回転 | +2.3回転 |
| 2.5円交換 | 約25.6回転 | +4.4回転 |
▼ この表の読み方: 4円貸しなので1,000円=250玉。表の回転数は「250玉で何回転回せば損得ゼロか」を表している。換金率が悪くなるほど必要回転数は増える(=より回る台でないと勝負にならない)。自分のホールの換金率の行を1つだけ覚えて、実際の回転数と比べるのが正しい使い方。
💡 別のサイトで「20.8回転」と書かれている理由
ボーダーは算出条件(持ち玉比率・出玉の減り幅・止め打ちの有無)で0.5〜1.5回転ほど動く。実際、現金比率を高く見た条件では約20.8回転、出玉5%減で見た条件では約22.0回転という値も出ている。数字が1つに定まらないのが普通なので、「等価なら21回転前後、非等価なら22〜23回転以上」とざっくり握っておけば実戦では困らない。
3. 遊タイム・天井
遊タイム発動条件 ― 本機は非搭載
結論から書くと、Pひぐらしのなく頃に~廻~に遊タイムは搭載されていない。2020年1月導入の新規則機だが、遊タイムはあくまでメーカーの任意搭載であり、本機は載せなかった。そのため通常時を何回転ハマろうと救済は一切発動しない。1/319.7を素で引き当てるまで打ち続けるだけの機種だ。
遊タイム恩恵がないことの意味
天井が無いという事実は、立ち回りの選択肢をひとつ丸ごと消す。遊タイム搭載機なら「深いハマり台を安く拾う」という打ち方が成立するが、本機ではそれができない。データカウンターで通常800回転ハマっている台を見つけても、その台に座る価値は0回転の台とまったく同じだ。むしろ前任者が捨てた理由(=釘が渋い)を疑ったほうがいい。
後継機との比較で見る救済の差
| 機種 | 遊タイム発動 | 恩恵 |
|---|---|---|
| Pひぐらしのなく頃に~廻~319ver. | ―(非搭載) | ― |
| Pひぐらしのなく頃に~瞬~ | 通常時950回転 | 時短1000回転「超・絆結びRUSH」(大当り期待度 約99.9%) |
▼ この表の読み方: 同じシリーズでも救済の有無は世代でまるで違う。ひぐらし系を打つときは「この台に遊タイムはあるか」を最初に確認する癖を付けたい。台枠の遊タイム表示ランプ、または液晶下部の残り回転数表示の有無で判別できる。
やめどき
天井が無い以上、やめどきの判断は極めて単純になる。電サポが終わり、残保留4個を消化し切ったら、そこが終わりだ。
⚠️ やめどき
- 電サポ終了 → 残保留4個を必ず消化 → 即やめ。残保留は約42%で引き戻す抽選区間なので、ここを捨てるのは明確な損
- 回転率がボーダーを下回っていると判断できたら、大当り中でも次の電サポ終了時点で撤退を決める
- 通常時が何回転ハマっていても続行の理由にはならない。遊タイムが無いので、深いハマりは単なる結果でしかない
- 閉店1時間前で回転率が微妙な場合、RUSH中でなければ無理に続けない。短時間で回収できる仕組みが本機には無い
4. アプリ活用と総評
本機のように遊タイムが無く、天井狙いという逃げ道が存在しない機種では、勝ち負けを決める要素が「回転率がボーダーを超えているか」の一点に集約される。ところが実戦中の回転率把握は意外と難しい。1,000円で何回転回ったかを毎回数えるのは面倒だし、数回のサンプルでは誤差が大きすぎて判断を誤る。等価ボーダー21.2回転に対して実測21回転なのか23回転なのかは、1日打てば数万円の差になるのに、体感では区別が付かない。
こうした「回した玉数と回転数を積み上げて、いま自分がボーダーの上にいるか下にいるかを判定する」作業は、専用のカウンターアプリに任せると精度も速度も段違いになる。打ちながら片手で数えられ、累計の回転率が自動で出るだけで、撤退判断のタイミングが数百回転単位で早くなる。
まわるーだ
パチンコの回転率・ボーダー・期待値を、入力するだけで即計算。
総評すると、Pひぐらしのなく頃に~廻~は「入れば強い、入るまでが重い」を絵に描いたような一台。RUSHのトータル継続率約89%と実質9R約1,260個は当時のミドルとして十分な出玉性能だが、初当り1/319.7からRUSHへ直行できるのはわずか2%で、残り98%は約50%の関門を1つ挟む。加えて遊タイム非搭載で天井の保険が無い。釘が開いているホールで長く打てる環境がある人にとっては良台、そうでなければ手を出しにくい――評価が分かれるのはこの構造が理由だ。
5. RUSH・出玉の仕組み
絆結びRUSH突入契機
絆結びRUSH=電サポ99回転の状態に入るルートは2つある。
- ヘソ当りの2%を直で引く:通常時の当りのうち2.0%が最初から電サポ99回。文句なしの当選ルートだが、確率的にはほぼ期待できない
- 真・身隠しモードを突破する:残り98%はこちら。時短1回+残保留4個の計5回転で、右打ち確率1/7.72の抽選を受ける
真・身隠しモード(初当り後の関門)
時短1回+残保留4個=実質5回転を、1/7.72で抽選する区間。1回転あたりの当選率は約12.95%なので、5回転すべて外れる確率は約50%。つまり初当りの98%は、そこからコイン投げに勝って初めてRUSHに乗れるという設計になっている。
| 区間 | 抽選回転数 | 当選率(計算値) | 当選時の行き先 |
|---|---|---|---|
| 時短1回 | 1回転 | 約13.0% | 電サポ99回=絆結びRUSH |
| 残保留4個 | 4回転 | 約37.0% | 電サポ5回+残保留4個 |
| 真・身隠しモード合計 | 5回転 | 約50.0% | ― |
▼ この表の読み方: 1/7.72を5回転受けたときの累計当選率を分解したもの。同じ「当り」でも、電サポが残っている1回転目で引くか、切れた後の保留で引くかで行き先が変わる点が本機の肝。保留で引いた場合は電サポ5回+残保留4個=計9回転の区間となり、そこでの当選率は約71%まで上がる。
継続率と転落小当りの関係
絆結びRUSH中は、大当り1/7.72と転落小当り約1/32が並行して抽選される。継続率はこの2つの綱引きで決まる。
| 状態 | 継続率 | 内訳 |
|---|---|---|
| 絆結びRUSH本体(電サポ99回) | 約80% | 大当り1/7.72 vs 転落約1/32の競争で、当りが先に来る割合 |
| 転落後の残保留4個 | 約42% | 電サポ終了後に残った保留での引き戻し |
| トータル継続率 | 約89% | 上記2つの合算(解析値 約88.7%) |
▼ この表の読み方: 「約80%」だけを見て物足りないと感じる必要はない。転落したあとにも残保留4個という第2の抽選があり、そこで約42%が引き戻す。実戦で体感する継続率は下段の約89%のほうだ。
ℹ️ 継続率80%の計算根拠
大当り1/7.72(約0.1295)と転落小当り1/32(約0.0313)が同時に抽選されているとき、大当りが先に来る確率は 0.1295 ÷(0.1295+0.0313)= 約0.806。これが本体継続率の約80%の正体だ。転落型の機種はこの割り算だけで継続率を見積もれるので、覚えておくと他機種でも応用が利く。
出玉を伸ばすルート
| ルート | 内容 | 期待できる出玉 |
|---|---|---|
| 実質9R連打 | RUSH中の51.2%を引き続ける | 1連あたり約1,260個。5連で6,000個超 |
| 実質3R主体 | RUSH中の48.8%が続く | 1連あたり約450個。連数の割に伸びない |
| 残保留引き戻し | 転落後の4個で約42%を掴む | RUSH復帰。実質的に継続扱い |
| 電サポ5回ルート | 残保留で当てて電サポ5回+保留4個へ | 約71%でRUSH復帰。出玉は当該当り分のみ |
▼ この表の読み方: 連チャン数が同じでも、9Rと3Rのどちらに寄ったかで最終出玉は3倍近く変わる。「10連したのに3,000発しか出ていない」という展開は本機では普通に起こるので、連数ではなく持ち玉の箱数で状況を判断したい。
✅ 転落は「小当り」の形で来る
RUSHの終了は、演出上いきなり訪れるのではなく小当りの入賞として発生する。慣れてくると小当りの動きで「転落した」と分かるようになる。ただし転落=即終了ではなく、その後の残保留4個が残っている。演出でRUSH終了が告知されても、玉を止めずに保留を消化し切ることが出玉に直結する。
6. ボーダー・狙い目・やめどき
換金率別ボーダーの読み方
| 換金率(4円貸し) | ボーダー(回転/千円) | 安心して打てる目安 |
|---|---|---|
| 等価(4.0円) | 約21.2回転 | 23回転以上 |
| 3.5円交換 | 約22.0回転 | 24回転以上 |
| 3.3円交換 | 約22.6回転 | 24.5回転以上 |
| 3.0円交換 | 約23.5回転 | 25.5回転以上 |
| 2.5円交換 | 約25.6回転 | 27.5回転以上 |
▼ この表の読み方: 右端は「誤差を吸収してなお勝負になる」ラインとしてボーダー+2回転を置いたもの。ボーダーぴったりの台は理論上トントンでしかなく、実際には止め打ちの精度や玉こぼしでマイナス側に振れやすい。座る基準は右端の列で判断したい。
回転率と収支の目安(金額換算)
ボーダーからの上下がどれくらい効くのかを、具体的な金額に置き換えてみる。等価(ボーダー約21.2回転)のホールで、1日3,000回転打った場合を考える。
| 実際の回転率 | 3,000回転に必要な金額 | ボーダー台との差 |
|---|---|---|
| 19.2回転/千円(ボーダー-2) | 約156,000円 | 約-15,000円 |
| 21.2回転/千円(ボーダー) | 約141,500円 | ±0円 |
| 23.2回転/千円(ボーダー+2) | 約129,300円 | 約+12,000円 |
| 25.2回転/千円(ボーダー+4) | 約119,000円 | 約+22,500円 |
▼ この表の読み方: 同じ3,000回転を回すのに必要な金額の差が、そのまま期待収支の差になる(等価前提)。たった2回転の違いが1日で1万円以上動くということ。「まあ回っているほう」という曖昧な感覚ではなく、実測して数字で判断する価値がここにある。
⚠️ 上表はあくまで回転率だけを見た理論上の差
実際の収支は大当りの引き、止め打ちの精度、持ち玉比率で大きくぶれる。1日単位ではボーダー+4の台でもマイナスになることは普通にあるし、その逆もある。表の数字は「長く続ければこの方向に収束する」という期待値の説明であり、1日の結果を保証するものではない。
ボーダー狙いしか成立しない
遊タイムが無いため、本機で取れる立ち回りはボーダー狙い一択になる。他機種でよく使う「ハマり台を拾って天井まで回す」という選択肢が最初から存在しない。裏を返せば判断はシンプルで、朝から釘の良い台を1台確保して、そこを1日回し切るのが最も効率の良い打ち方になる。台移動を繰り返す意味はほとんどない。
やめどき
電サポ終了後の残保留4個を消化し切った瞬間が、唯一かつ明確なやめどき。ここから先は素の1/319.7に戻るだけで、何の恩恵も蓄積されない。逆に、残保留を消化せずに席を立つのは約42%(RUSH転落後)の抽選を捨てることになるので、演出でRUSH終了が出ても玉が流れ切るまでは席を離れないようにしたい。
7. 演出と信頼度
原作の「ひぐらしのなく頃に」らしく、演出は惨劇と絆の二面性で構成されている。基本は保留の色で期待度を測り、リーチのタイトルや背景の赤系昇格で上乗せしていく王道の作り。以下は解析サイトで公表されている信頼度をまとめたもの。
保留変化の信頼度
| 保留 | 信頼度 | 備考 |
|---|---|---|
| 青 | 基本(低め) | デフォルトの延長線 |
| 緑 | チャンス | ここから期待できる領域 |
| 赤 | 約34.0% | 実戦的な勝負ライン |
| 赤鉈(なた) | 約64.0% | 本機の保留最上位クラス |
▼ この表の読み方: 保留は「赤が出たら注目、赤鉈が出たら勝負」の2段階で覚えれば十分。赤鉈の約64%は保留段階の期待度としてはかなり高く、この時点で3回に2回は当たっている計算になる。
予告の信頼度
| 予告 | 信頼度 |
|---|---|
| レナランプ(金) | 約91.5% |
| L5発症 | 約36.0% |
| 祟りの夜 | 約38.0% |
| 変動時ボタン振動 | 約22.0% |
▼ この表の読み方: レナランプの金は約91.5%とほぼ当り確定枠。逆に「L5発症」「祟りの夜」は名前の派手さに対して信頼度は35〜40%程度で、単独では激アツとまでは言えない。派手さと信頼度が一致しない演出があるという点は覚えておきたい。
リーチ別信頼度
| リーチ | 信頼度 | 備考 |
|---|---|---|
| 罪滅しリーチ | 約77.0% | 本機の最上位リーチ。到達すれば大チャンス |
| キャラ後半リーチ | 約30.0% | 前半から後半へ発展した時点で一定の期待 |
| ストーリーリーチ | 約28.0% | 各キャラのストーリー系 |
| 運命分岐リーチ | 赤タイトル+他のチャンスアップ無しで大当り濃厚 | 組み合わせで濃厚パターンあり |
▼ この表の読み方: 罪滅しリーチの約77%が突出しており、それ以外のリーチは30%前後で横並び。つまり「罪滅しに行けるかどうか」が本機の演出面での主軸になる。運命分岐リーチはチャンスアップの組み合わせが逆説的に働く珍しい仕様で、赤タイトル単独のほうが強い。
擬似連・テンパイ図柄
| 演出 | 信頼度 |
|---|---|
| 嘘だ擬似連 | 約23.0% |
| 嘘だ擬似連(雅)→ 擬似3 | 約86.4% |
| お持ち帰り擬似連 | 大当り濃厚 |
| 3図柄テンパイ | 約54.1% |
| 7図柄テンパイ | 大当り濃厚(全回転への期待も) |
▼ この表の読み方: 同じ「嘘だ擬似連」でも通常版は約23%、雅バージョンから擬似3まで伸びると約86.4%と、4倍近い差がつく。演出名だけでなく色や到達段階まで見るのが本機の見方。テンパイ図柄では3と7が特別枠で、7テンパイは事実上の当り確定。
✅ 赤系のアイテムは共通の格上げサイン
本機はリーチ前に出現するアイテムや、リーチ中の背景・タイトルが赤く点灯すると信頼度が大きく上がる共通ルールを持つ。個別の演出名をすべて覚えなくても、「赤が絡んだか」だけ意識しておけば期待度の8割は判断できる。逆に青系のまま進行したリーチは、どれだけ長く引っ張っても厳しい。
8. 打ち方・止め打ち
通常時は左打ち、電サポ中と大当り中は右打ち。1種2種混合機なので、右打ち中の電チュー入賞効率がそのまま継続率と出玉に直結する。止め打ちの有無で電サポ中の玉の減り方がはっきり変わるため、手順は押さえておきたい。
通常時の打ち出し(左打ち)
ヘソへの入賞を最大化するストロークを探す。玉が左に流れすぎず、かつワープや命釘に絡む位置を狙う。保留が4個で満タンの間は打ち出しを止め、保留が減ってから再開する単発打ちで無駄玉を削る。1,000円あたりの回転数はこのストローク調整だけで1〜2回転動くことがあるので、座って最初の数千円は打ち出し位置の最適化に使いたい。
電サポ中の止め打ち(右打ち)
本機の電サポ中は単発打ちが基本。電チューが開いたタイミングで1発だけ打ち出し、保留を1つずつ積む。これを繰り返して保留が4個溜まったら打ち出しを完全に停止し、保留が減ったら再開する。連続で打ち続けると開放時間外に飛んだ玉がそのまま無駄玉になるため、この単発+停止のリズムを守れるかどうかで電サポ中の玉の減りが変わる。玉が減らない状態を維持できれば、RUSHが長引くほど持ち玉の目減りを抑えられる。
大当りラウンド中
賞球15玉のアタッカーに10カウントで消化する。8カウント程度まで入賞を確認したら打ち出しを弱めて、オーバー入賞(1カウント分の追加入賞)を狙いつつラウンド終了と同時に止める。実質9Rなら約1,260個、実質3Rなら約450個が目安。ラウンド間の渡り玉を減らすだけでも1回の大当りで数十発は変わる。
電サポ終了時の残保留処理
電サポが終わっても、残保留4個は必ず消化する。RUSH転落後ならここで約42%の引き戻し抽選が走る。保留ランプが完全に消えるまで玉を止めず、すべて消化してから席を立つ。ここを省略すると、統計的には10回に4回チャンスを捨てていることになる。
⚠️ スルーと電チュー周りの釘を必ず見る
止め打ちの効果はスルー(電チューを開かせるゲート)の通りと、電チュー周辺の寄り釘に大きく左右される。スルーが渋いと電チューの開放回数が減り、単発打ちでも保留が溜まらず打ちっぱなしになる。座る前にスルーの通りを目視で確認し、通りが悪い台は止め打ちの恩恵が薄いと判断して回転率の要求ラインを1回転ほど上げて考えたい。
9. 今どこで遊べるか
Pひぐらしのなく頃に~廻~は2020年1月導入で、設置期限を迎えてすでにホールから姿を消している。通常のホールで探しても見つかることはほぼない。
現行のひぐらしシリーズ
大一商会はひぐらしシリーズを継続的にリリースしており、「廻」の後には「瞬」「彩」「囁」「蕾」、そして「輪廻転生」と展開が続いている。絆結びRUSHという看板と原作演出は各機種に引き継がれているため、廻の打感が好きだった打ち手はシリーズ最新作を追うのが現実的な選択になる。ただしスペックの中身は世代ごとに大きく変わっており、廻の「転落方式+右打ち1/7.72」という構造をそのまま持つ機種は多くない。同じ名前のRUSHでも継続の仕組みが別物である点は毎回確認したい。
遊技可能な場所
撤去済み機種を打てる可能性があるのは、旧台を集めたレトロ系の遊技施設や、メダル・玉を換金しない遊技形態の店舗に限られる。設置状況は流動的なので、目当ての台がある場合は事前に設置情報を確認しておくのが確実だ。
本機のスペックから学べること
撤去済みとはいえ、本機の構造は現行機を読み解く教材として今も有効だ。「右打ち中の大当り確率と転落確率の比で継続率が決まる」という転落型の原理は、その後の多くの機種にも受け継がれている。右打ち1/7.72に対して転落1/32なら継続率約80%――この割り算ができるようになると、初見の転落型機種でもスペック表を見ただけで継続率の妥当性を検算できるようになる。
まわるーだ
パチンコの回転率・ボーダー・期待値を、入力するだけで即計算。
10. よくある質問
Q. Pひぐらしのなく頃に~廻~のボーダーはいくつ?
4円貸しの等価交換で約21.2回転/千円が目安。3.5円交換なら約22.0回転、3.3円交換で約22.6回転、3.0円交換で約23.5回転と、換金率が下がるほど必要回転数は上がる。算出条件(持ち玉比率や出玉の減り幅)によって20.8〜22.0回転あたりで幅が出るため、実戦では「等価で21回転前後、非等価は23回転以上」と握っておけば判断を誤らない。
Q. 遊タイムはいつ発動する?
本機に遊タイムは搭載されていない。通常時を何回転ハマっても救済は発動せず、1/319.7を引くまで打ち続けることになる。遊タイムが欲しい場合は後継機の「Pひぐらしのなく頃に~瞬~」が対象で、こちらは通常時950回転消化で時短1000回転の「超・絆結びRUSH」に突入し、その区間での大当り期待度は約99.9%とされる。
Q. 絆結びRUSHの継続率は本当に89%?
約89%という数値は「電サポ99回転の本体(約80%)+転落後の残保留4個での引き戻し(約42%)」を合算したトータル値だ。本体だけを見れば約80%で、これは右打ち中の大当り1/7.72と転落小当り約1/32の比から算出される。解析値としては約88.7%が公表されており、実戦で体感する継続率もこの水準に近い。
Q. 止め打ちにはどれくらい効果がある?
電サポ中に電チュー開放に合わせた単発打ちを徹底し、保留4個で打ち出しを止めるだけで、無対策のときと比べて電サポ中の玉減りを明確に抑えられる。効果の大きさはスルーの通りと電チュー周りの寄り釘に依存するため一律ではないが、RUSHが長く続くほど差は積み上がる。加えて大当り中のオーバー入賞と、電サポ終了後の残保留4個(約42%の引き戻し)を取り切ることのほうが、金額換算では大きい。
Q. 前作・後継機とはどう違う?
最大の違いは継続の仕組みと救済の有無。本機「廻」は小当り転落方式で右打ち中の大当りが1/7.72と軽く、トータル継続率約89%を実現する代わりに遊タイムを持たない。後継の「瞬」は右打ち中1/87.4のロング時短方式で継続率約85%だが、通常950回転の遊タイムを搭載する。出玉面は実質9Rで約1,260個と共通しており、性格の違いは主に「重い当りを救済で補う(瞬)」か「軽い当りで押し切る(廻)」かにある。
11. 関連ページ
まわるーだ
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※ スペック・ボーダーは執筆時点の情報。最新の確定値はメーカー公式・解析サイト等で照合したい。








