画像出典: ちょんぼりすた https://chonborista.com/pachinko/maruhon/268529/PHはねもの ハネ釈迦 スペック・ボーダー・自力継続率・止め打ち期待値まとめ
マルホン工業「マジハネプロジェクト」第2弾。貫通型自力継続とデカハネの拾い性能を、ボーダー・止め打ち・立ち回りの観点から整理する
1. 機種概要
PHはねもの ハネ釈迦は、マルホン工業が2026年9月7日に投入した羽根モノだ。型式名は「PHはねものシャカRUSH2」、認定番号は6P0488。同社が2025年から進めている「マジハネプロジェクト(MMHP)」の第2弾にあたり、第1弾のPはねものファインプレー(2025年10月導入)から役物の作りが大きく変わっている。導入予定台数は約1,500台。
ゲーム性の核は2つ。ひとつは羽根そのものを従来比1.3倍(体積ベースで約30%増)に拡大した「デカハネギミック」で、メーカーは拾球率が従来機比150%になったと公表している。もうひとつが「貫通型自力継続スペック」。V入賞でラウンドが継続する自力継続タイプでありながら、早い段階でVに入っても羽根はその回の10カウントまで開き続ける。従来の自力継続機にありがちな「早くVを引いたせいで出玉が削られる」現象が起きない設計になっている。
さらに羽根モノとしては珍しい上位ボーナス「天上天下ボーナス」を搭載する。大当り全体の約14.9%(およそ1/6.7)で当選し、専用アタッカーを使うためこぼし玉がほぼ発生せず、10ラウンド完走で約1,271個が確定する。通常の「釈迦ボーナス」が134〜1,204個と幅を持つのに対し、こちらは出玉が読める枠だ。
ℹ️ 「羽根モノ」とは
デジタル抽選ではなく、盤面上部の羽根(ハネ)に拾われた玉が役物内の特定入賞口(V)へ入るかどうかで大当りが決まるタイプ。抽選の主役が液晶ではなく玉の物理挙動なので、釘の調整による差がデジパチ以上に大きく出る。本機は「2種」と呼ばれる、V入賞のみで大当りする純粋な羽根モノに分類される。
前作との違い
マジハネプロジェクト第1弾のPはねものファインプレーと並べると、本機がどこを尖らせたかがはっきりする。変更点は黄色のセルで示した。
| 項目 | Pはねものファインプレー(2025/10) | PHはねもの ハネ釈迦(2026/09) |
|---|---|---|
| 大当りの継続方式 | 3R/5R/10Rの固定振り分け | 貫通型自力継続(最大10ラウンド) |
| 賞球 | 5&4&14/9カウント | 1&1&1&4&13&14/10カウント |
| 大当り出玉 | 3R=252個/5R=504個/10R=1,134個 | 釈迦ボーナス134〜1,204個/天上天下ボーナス1,271個 |
| 最大出玉 | 約1,134個 | 約1,271個 |
| 上位ボーナス | 非搭載 | 天上天下ボーナス(約14.9%) |
| 羽根の大きさ | 標準サイズ | デカハネ(従来比1.3倍・拾球率150%) |
| V入賞ルート | メインルート+最強スラッガールート | 仏陀ルート+開運ルート(役物確率 約1/3) |
| 導入台数 | 約1,500台 | 約1,500台 |
▼ この表の読み方: 出玉の上限だけを見ると差は約137個だが、本質は「継続方式」の行。前作は当選時点で出玉が決まったのに対し、本機は自分で継続させ続けないと1,204個には届かない。同じ大当り1回でも価値の振れ幅がまったく違う。
2. スペック
基本スペック表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | マルホン工業 |
| 型式名 | PHはねものシャカRUSH2 |
| 認定番号 | 6P0488 |
| 導入日 | 2026年9月7日(一部媒体では9月6日〜と表記) |
| タイプ | 羽根モノ(2種)/貫通型自力継続 |
| 賞球 | 1&1&1&4&13&14(媒体により表記ゆれあり) |
| カウント | 10カウント |
| 羽根開放(1チャッカー) | 約0.4秒×1回(ロング開放時 約1.3秒) |
| 羽根開放(2チャッカー) | 約0.6秒×2回 |
| 大当り出玉 | 釈迦ボーナス 約134〜1,204個/天上天下ボーナス 約1,271個 |
| 最大ラウンド | 10ラウンド |
| 天上天下ボーナス比率 | 約14.9%(約1/6.7) |
| 役物確率(開運ルート) | 約1/3 |
| 遊タイム | 非搭載 |
| ラッキートリガー(LT) | 非搭載 |
| コンプリート機能 | 搭載(差玉最低地点から1日95,000発で打ち止め) |
| 導入台数 | 約1,500台 |
▼ この表の読み方: 羽根モノなので「大当り確率○分の1」という表記が存在しない。代わりに見るべきは羽根開放時間と賞球・カウント。ここに釘の拾い具合を掛け合わせたものが実質の大当り確率になる。
賞球の内訳
賞球表記は媒体によって並びが違うが、実質的な中身は次のとおり。出玉を生むのは13個賞球のデカハネ役物と、14個賞球の天上天下専用アタッカーの2つだ。
| 入賞口 | 賞球 | カウント | 役割 |
|---|---|---|---|
| 1チャッカー | 1個 | — | 入賞で羽根が約0.4秒×1回開放 |
| 2チャッカー(左右) | 1個 | — | 入賞で羽根が約0.6秒×2回開放。拾いやすい |
| デカハネ役物 | 13個 | 10カウント | 大当り中の主力。1ラウンド130個相当 |
| 天上天下ボーナス アタッカー | 14個 | 10カウント | 上位ボーナス専用。こぼしがほぼ無い |
| 一般入賞口 | 4個 | — | 通常時の玉持ちを支える |
▼ この表の読み方: 2チャッカーは羽根が「0.6秒×2回」開くので、1チャッカーの「0.4秒×1回」より明確に拾いやすい。通常時のストロークは、この2チャッカーを絡められるかどうかが第一の分岐点になる。
大当り出玉
| 大当り種別 | 出玉 | 1ラウンドあたり換算 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 釈迦ボーナス(1ラウンドで終了) | 約134個 | 約134個 | 13個賞球×10カウント=130個にチャッカー賞球が乗る計算 |
| 釈迦ボーナス(10ラウンド完走) | 約1,204個 | 約120個 | V入賞を10回つなげた最大値 |
| 天上天下ボーナス | 約1,271個 | 約127個 | 10ラウンドフルカウント完走が確定 |
▼ この表の読み方: 釈迦ボーナスは134個から1,204個まで9倍近い開きがある。つまり「大当り1回=○個」と固定で数えられない機種だということ。天上天下ボーナスだけが出玉の読める枠になる。
大当り振り分け(1チャッカー入賞時/特図1)
| 当選内容 | 羽根開放 | 出玉 | 振り分け |
|---|---|---|---|
| 天上天下ボーナス | ロング開放(約1.3秒) | 約1,271個 | 0.8% |
| 天上天下ボーナス | 1回開放 | 約1,271個 | 14.1% |
| 釈迦ボーナス | 1回開放 | 約134〜1,204個 | 85.1% |
| 合計 | 100.0% | ||
大当り振り分け(2チャッカー入賞時/特図2)
| 当選内容 | 羽根開放 | 出玉 | 振り分け |
|---|---|---|---|
| 天上天下ボーナス | 2回開放 | 約1,271個 | 14.9% |
| 釈迦ボーナス | 2回開放 | 約134〜1,204個 | 85.1% |
| 合計 | 100.0% | ||
▼ この表の読み方: 1チャッカー側も2チャッカー側も、天上天下ボーナスの合計比率は14.9%で完全に同じ(1チャッカーは0.8%+14.1%)。つまりどちらのチャッカーから当てても上位ボーナスの期待度は変わらない。違うのは羽根の開放回数(=拾いやすさ)だけだ。
💡 「ロング開放0.8%」の正体
1チャッカー側だけにある0.8%のロング開放は、羽根が通常の約0.4秒ではなく約1.3秒開く枠。開放が3倍以上長いので複数の玉を一度に拾い込める。頻度は千回に8回程度と極めて薄いが、これを引いた回は役物内が一気に賑やかになる。
★ 換金率別ボーダー(本機の最重要データ)
羽根モノのボーダーは、デジパチの「1,000円あたり何回転」とは数え方が違う。本機では2種類のボーダーが公表されている。
ℹ️ 「拾いボーダー」と「鳴きボーダー」
- 拾いボーダー=1,000円あたり、羽根が実際に玉を拾って役物へ入れた回数。収支がトントンになる基準値。
- 鳴きボーダー=1,000円あたりのチャッカー入賞回数(=羽根が開いた回数)。実戦ではこちらのほうが数えやすい。
- 拾球率=羽根が開いた回数のうち、実際に玉を拾えた割合。拾球率が低い台ほど、必要な鳴き回数は増える。
まずは基準となる拾いボーダー。4円貸し(1,000円=250玉)を前提としている。
| 換金率 | 1,000円あたりの玉数 | 拾いボーダー(拾い回数/千円) |
|---|---|---|
| 等価(4.00円) | 250玉 | 15.7回 |
| 3.57円交換(28玉) | 250玉 | 17.6回 |
| 3.33円交換(30玉) | 250玉 | 18.8回 |
| 3.03円交換(33玉) | 250玉 | 20.7回 |
| 2.50円交換(40玉) | 250玉 | 25.1回 |
▼ この表の読み方: 換金率が悪くなるほどボーダーは上がっていく。等価の15.7回に対し、2.5円交換では25.1回と約1.6倍が必要。「非等価の店では相当回る(拾う)台でないと厳しい」ことが数字で分かる。
次に、実戦で数えることになる鳴きボーダー。拾球率ごとに必要な羽根開放回数を並べた。
| 換金率 | 拾球率50% | 拾球率55% | 拾球率60% | 拾球率65% |
|---|---|---|---|---|
| 等価(4.00円) | 31.4回 | 28.5回 | 26.2回 | 24.2回 |
| 3.57円交換 | 35.2回 | 32.0回 | 29.3回 | 27.1回 |
| 3.33円交換 | 37.7回 | 34.3回 | 31.4回 | 28.9回 |
| 3.03円交換 | 41.1回 | 37.7回 | 34.5回 | 31.8回 |
| 2.50円交換 | 50.2回 | 45.7回 | 41.9回 | 38.6回 |
▼ この表の読み方: 自分の打つ店の換金率で行を選び、羽根の拾い具合で列を選ぶ。そこに出た数字より1,000円あたりの鳴き回数が多ければ収支はプラス方向。判断に迷ったら、いちばん厳しい「拾球率50%」の列で見ておけば大きく外さない。
⚠️ 鳴き回数だけを見て座らない
等価で鳴き30回/千円あっても、拾球率が50%しか無ければボーダーは31.4回。数字上はマイナスになる。逆に鳴き25回でも拾球率65%なら24.2回を上回りプラスだ。羽根モノは「鳴き」と「拾い」の2つを必ずセットで見る必要がある。片方だけの判断は事故のもとになる。
3. 遊タイム・天井
結論から書くと、本機に遊タイムは非搭載だ。ラッキートリガー(LT)も搭載していない。羽根モノは大当り確率がデジタルで規定されていないため、そもそも遊タイムを設定できる構造ではない。
遊タイムが無いことの意味
デジパチなら「あと80回転で遊タイム」という理由だけで、回らない台でも座る価値が生まれる。本機にはその救済が一切無い。つまり拾わない台にはゼロから終わりまで打つ理由が無いということだ。前任者がいくら負けていようが、データカウンターの数字がいくら深かろうが、次の1発の価値は変わらない。台選びの判断材料は釘、それだけになる。
コンプリート機能(打ち止め)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発動条件 | 差玉が最も低下した地点から、1日で95,000発を獲得 |
| 発動後 | 打ち止め状態になり、その日はそれ以上打てない |
| 事前告知 | あり(台側から接近が知らされる) |
▼ この表の読み方: 95,000発は等価換算で約38万円分。釈迦ボーナス10ラウンド完走(1,204個)を約79回積み上げてようやく届く水準で、羽根モノで現実的に到達する場面はほぼ無い。「制度上の上限がある」という知識として押さえておけば十分だ。
やめどきの基本
⚠️ やめどき
- 1,000円あたりの鳴き回数が、自分の店の換金率のボーダーを下回った → その時点で即やめ
- 羽根が開いても玉が役物にほとんど吸い込まれない(拾球率が体感で5割を切る) → 鳴き回数が多くてもやめ
- 大当り終了後、羽根の開放が終わって通常時に戻った → 続行の可否は釘だけで判断。直前の当りは判断材料にしない
- コンプリート接近の告知が出た → 打ち止めになるので、区切りのよいところでやめる
金額で見ておくと判断が早い。等価・拾球率60%(ボーダー26.2回)の店で、1,000円あたりの鳴きが24回しか無い台を3万円分打った場合、期待収支はおおよそ-2,500円。1日粘れば当然この幅は広がる。「たった2回転の差」に見えても、積み上げると無視できない金額になる。
4. アプリ活用と総評
本機で勝ち負けを分けるのは、ほぼ100%「1,000円あたりに羽根が何回開き、何回拾ったか」の集計だ。しかもデジパチと違ってカウンターが自動で数えてくれるわけではないので、自分で数えるしかない。ところがホールで打ちながら鳴きと拾いを別々にカウントし、さらに投資額で割ってボーダー表と突き合わせる、という作業は手動だとまず続かない。玉が動いている最中に暗算していると、肝心のV入賞を見逃す。
そこで役立つのが回転数・投資管理系のアプリだ。打ちながら回転数(本機なら鳴き回数)をタップで積み上げ、投資額を入れれば1,000円あたりの数値が自動で出る。ボーダー26.2回に対して現在いくつなのかが常に画面に出ていれば、「もう1,000円だけ」という判断ミスが減る。羽根モノはボーダーとの差がそのまま収支に直結する機種なので、この管理が効く度合いはデジパチ以上に大きい。
まわるーだ
パチンコの回転率・ボーダー・期待値を、入力するだけで即計算。
総評としては★★★☆☆。貫通型自力継続とデカハネの組み合わせは羽根モノとして純粋に面白く、最大1,271個という出玉も現行の羽根モノでは上位に入る。ただし遊タイムもLTも無い以上、期待値を作れるのは釘の良い台だけ。裏を返せば、拾う台さえ見つけられれば等価で鳴き27回程度から勝負が成立する分かりやすい機種でもある。評価が中央になるのは機種の出来ではなく、条件を満たす台がホールにどれだけ落ちているか次第だからだ。
5. RUSH・出玉の仕組み
大当りまでの流れ
チャッカー入賞(鳴き)
盤面の1チャッカーまたは2チャッカーに玉が入ると羽根が開く。1チャッカーは約0.4秒×1回、2チャッカーは約0.6秒×2回。2チャッカーのほうが開放時間の合計が3倍あり、拾える確率が高い。
デカハネが玉を拾う
従来比1.3倍のデカハネが玉を役物内へ運ぶ。メーカー公表で拾球率は従来機比150%。ここで拾えなければ玉はそのまま下へ落ちるだけで、何も起きない。
役物内で2ルートに分岐
拾われた玉は役物内で左右に振り分けられ、「仏陀ルート」と「開運ルート」のどちらかへ進む。開運ルートは役物確率が約1/3で、タイミング次第のV入賞に期待できる枠だ。
V入賞 → 大当り
Vに入れば大当り。ここで約14.9%が天上天下ボーナス、約85.1%が釈迦ボーナスに振り分けられる。
貫通型自力継続
大当り中も羽根は10カウント分まで開き続ける。この間に再びV入賞すればラウンドが継続し、最大10ラウンドまで伸びる。
「貫通型」が何を変えたか
従来の自力継続型の羽根モノは、ラウンド中に早くVへ入ってしまうとその時点で次ラウンドへ移り、獲得できるはずだった残りのカウント分が消えてしまう構造だった。「継続してうれしいのに出玉は減る」という妙な現象が起きる。
本機の貫通型は、Vに入ってもそのラウンドの10カウントを取り切るまで羽根が開き続ける。1ラウンドあたり13個賞球×10カウント=130個が保証されるので、継続と出玉が素直に比例する。継続すればするほど得、という当たり前の形になったのが最大の改良点だ。
✅ 早いV入賞でも打ち出しを止めない
貫通型なので、Vランプが点いてもラウンドはまだ終わっていない。ここで「継続確定だ」と安心して打ち出しを止めると、保証されているはずの10カウント分を自分で捨てることになる。カウント表示が10に到達するまでは打ち続けたい。1ラウンドあたり最大130個、10ラウンドなら1,300個相当の差になる。
継続率について(公表値は無い)
本機の継続率はメーカーから公表されていない。自力継続である以上、継続率は役物の挙動と釘調整に左右され、固定値として提示できないためだ。手掛かりになる公表値は「開運ルートの役物確率 約1/3」のみ。
参考として、1ラウンドあたりの継続率を仮定した場合の平均ラウンド数と出玉を計算しておく。最大10ラウンドまでという条件で試算したあくまでの目安であり、実機の値ではない。
| 1ラウンドあたりの継続率(仮定) | 平均ラウンド数 | 平均出玉の目安 |
|---|---|---|
| 約33%(1/3) | 約1.50R | 約180個 |
| 40% | 約1.67R | 約200個 |
| 50% | 約2.00R | 約240個 |
| 60% | 約2.48R | 約300個 |
| 70% | 約3.24R | 約390個 |
▼ この表の読み方: 1ラウンド約120個換算での概算。継続率が33%なら大当り1回の平均は200個に届かず、1,204個の完走は宝くじに近い頻度になる。逆に継続率60%を超える調整なら平均300個で、体感が一気に変わる。実戦では自分が打っている台の継続実績から、この表のどのあたりにいるかを当てはめるとよい。
天上天下ボーナス(上位ボーナス)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 当選率 | 約14.9%(約1/6.7) |
| ラウンド | 10ラウンド完走確定 |
| 出玉 | 約1,271個 |
| アタッカー | 専用アタッカー(賞球14個/10カウント) |
| 特徴 | こぼし玉がほぼ発生しない構造。継続の抽選が不要 |
▼ この表の読み方: この枠だけは自力継続の抽選を受けない。当選=1,271個が確定する保険のような存在で、大当りのおよそ7回に1回が該当する。長時間打った際の収支の安定感は、この14.9%が支えている。
出玉を伸ばすルート
| ルート | 内容 | 性質 |
|---|---|---|
| 天上天下ルート | 大当りの約14.9%で当選 | 1,271個が確定。抽選要素が無く読める出玉 |
| 釈迦ボーナス連続継続ルート | ラウンド中のV入賞を繰り返す | 10ラウンド完走で1,204個。振れ幅が最も大きい |
| 拾い回数積み上げルート | 釘の良い台で鳴き・拾いの母数を増やす | 最も再現性が高い。ボーダー超えの台でのみ成立 |
6. ボーダー・狙い目・やめどき
換金率別ボーダー(再掲と読み方)
台選びで実際に使うのは鳴きボーダーの表だ。もう一度、等価と主要な非等価の行だけ抜き出しておく。
| 換金率 | 拾いボーダー | 鳴きボーダー(拾球率55%) | 鳴きボーダー(拾球率60%) |
|---|---|---|---|
| 等価(4.00円) | 15.7回 | 28.5回 | 26.2回 |
| 3.57円交換 | 17.6回 | 32.0回 | 29.3回 |
| 3.33円交換 | 18.8回 | 34.3回 | 31.4回 |
▼ この表の読み方: 等価と3.33円交換では、同じ拾球率60%でも必要な鳴きが26.2回と31.4回で5回以上違う。非等価の店では「等価なら勝てる台」がそのままマイナス台になる。店の換金率を確認せずにこの機種を打つのは危険だ。
鳴き回数ごとの期待収支(等価・拾球率60%の場合)
ボーダー26.2回を基準に、1,000円あたりの鳴き回数がずれた時の収支感覚を数字にしておく。3万円分打った場合の目安も併記した。
| 1,000円あたりの鳴き | ボーダーとの差 | 千円あたり期待収支 | 3万円打った場合 |
|---|---|---|---|
| 22回 | -4.2回 | 約-160円 | 約-4,800円 |
| 24回 | -2.2回 | 約-84円 | 約-2,500円 |
| 26.2回 | ±0 | ±0円 | ±0円 |
| 28回 | +1.8回 | 約+69円 | 約+2,100円 |
| 30回 | +3.8回 | 約+145円 | 約+4,400円 |
| 32回 | +5.8回 | 約+221円 | 約+6,600円 |
▼ この表の読み方: 鳴き2回の差が3万円あたり約2,500円の差になる。羽根モノは1回の大当りが小さいぶん収束が早く、この期待値どおりの結果に近づきやすい。「まあまあ回る」程度の台で妥協せず、はっきりボーダーを超えた台だけを選びたい。
拾球率の見積もり方
拾球率は台に表示されないので、自分で目視カウントするしかない。やり方はシンプルだ。
羽根が開いた回数を数える
チャッカーに入って羽根が開いた回数を、20回程度まとめて数える。1チャッカーと2チャッカーは分けて数えるとより正確になる。
役物に入った回数を数える
同じ20回のうち、実際に玉が役物内へ運ばれた回数を数える。羽根が開いても玉が来ていなければ当然ノーカウント。
割り算する
拾い回数÷開放回数が拾球率。20回中12回なら60%。この数字でボーダー表の列を選ぶ。サンプルが少ないと誤差が大きいので、可能なら50回程度まで伸ばしたい。
ボーダー狙い一本になる理由
デジパチであれば「ボーダー狙い」と「遊タイム狙い」を状況で使い分けられるが、本機は遊タイムもLTも無いのでボーダー狙い以外の立ち回りが存在しない。夕方から拾える救済台という概念が無く、朝から夜まで一貫して釘だけを見ることになる。裏を返せば判断がシンプルで、迷いが生じにくい機種でもある。
やめどき
やめどきも同じ理屈で単純になる。大当り直後だから続ける、ハマっているから続ける、という判断はどちらも根拠が無い。1,000円あたりの鳴き・拾いがボーダーを割った瞬間がやめどき。それ以外に留まる理由が無い。逆に言えば、ボーダーを明確に超えている台なら大当りが遠くても閉店まで打ち切ってよい。
7. 役物ルートと演出
羽根モノなので液晶リーチの信頼度という概念は薄く、期待度を左右するのは役物内で玉がどのルートに乗ったかだ。本機は役物の分岐が複数あり、公式PVでも「王道ルート」「SPルート」「イレギュラールート」といった呼称が使われている。
役物ルートと契機の一覧
| 契機・ルート | 内容 | 公表されている数値 |
|---|---|---|
| 2チャッカー入賞 | 羽根が約0.6秒×2回開放 | 1チャッカーの約3倍の開放時間 |
| 1チャッカー入賞 | 羽根が約0.4秒×1回開放 | — |
| 1チャッカー ロング開放 | 羽根が約1.3秒開放。複数拾いのチャンス | 特図1振り分けの0.8% |
| 仏陀ルート | 役物内の一方の振り分け先。多彩な玉筋でVを目指す | 未公表 |
| 開運ルート | もう一方の振り分け先。タイミング一致でV | 役物確率 約1/3 |
| 王道ルート | 公式PVで紹介されている基本のV入賞ルート | 未公表 |
| SPルート | 公式PVで紹介されている特殊ルート | 未公表 |
| イレギュラールート | 公式PVで紹介されている想定外の玉筋によるV | 未公表 |
| 釈迦BONUS 前半PART | 大当り中の前半区間 | 1ラウンド10カウント=130個相当 |
| 釈迦BONUS 後半PART | 大当り中の後半区間 | 10ラウンド完走で約1,204個 |
| 天上天下ボーナス | 羽根モノ史上初の最上位ボーナス | 約14.9%/10R完走/約1,271個 |
| 修行Mode | 公式PVで紹介されている演出モード | 未公表 |
| レトロMode | 公式PVで紹介されている演出モード | 未公表 |
▼ この表の読み方: 現時点で数値として確定しているのは、羽根開放時間・ロング開放0.8%・開運ルート約1/3・天上天下14.9%の4つだけ。「未公表」の項目については各解析サイトの実戦値が出そろってから判断したい。数値が無いものを期待度が高い・低いと断じるのは危険だ。
✅ 見るべきは液晶ではなく役物の口
羽根モノで実戦的に価値があるのは、演出の派手さではなく「羽根が拾った玉がどの入口に落ちるか」の観察だ。特に開運ルートは役物確率が約1/3と明示されている数少ない枠なので、玉がこちらへ流れる頻度が高い台は、それだけでV入賞の期待が上がる。座って最初の20回程度は、玉の振り分け傾向を見る時間に充てたい。
モード切替について
修行Modeとレトロnモードの2種が用意されているが、いずれも演出面の変更であり、V入賞率や大当り振り分けに影響する情報は公表されていない。好みで選ぶものと考えておけば問題ない。レトロModeは往年の羽根モノに寄せた演出になっているとされ、シンプルに玉の動きだけを追いたい打ち手向けだ。
8. 打ち方・止め打ち
羽根モノの技術介入は、デジパチの電サポ止め打ちとは性質がまったく違う。本機で効くのは「通常時のストローク調整」と「大当り中に打ち出しを止めないこと」の2点に集約される。
通常時の打ち出し
左打ちで、狙うのはチャッカー。特に2チャッカーは羽根が約0.6秒×2回開くため、1チャッカーの約0.4秒×1回に比べて拾える期待が大きい。ストロークは弱すぎても強すぎても寄りが変わるので、玉が2チャッカー方向へ流れる強さを探る作業から始めたい。
ストロークを3段階で試す
最初の1,000円を「弱め・標準・強め」の3つに分け、それぞれで鳴き回数を数える。羽根モノは寄り釘の影響が大きく、ハンドルの微差で鳴きが数回変わることが珍しくない。
羽根の開放に玉を合わせる
チャッカーに入ってから羽根が開くまでにわずかな間がある。連続で打ち出していれば自然に次の玉が羽根の位置へ到達するので、鳴いた直後に打ち出しを止めると拾えるはずの玉を捨てることになる。通常時は基本的に打ち続けるのが正解だ。
一般入賞口(4個賞球)を意識する
玉持ちを支えるのが4個賞球の一般入賞口。ここが死んでいる台は同じ鳴き回数でも投資が嵩む。ボーダー表は標準的な調整を前提としているので、一般入賞口が渋い台は表の数字よりさらに厳しく見積もりたい。
大当り中の打ち出し
本機で最も出玉に直結するのがここだ。貫通型自力継続という仕様上、大当り中に打ち出しを止めるメリットは基本的に無い。
| 場面 | 正しい対応 | 止めてしまった場合の損失目安 |
|---|---|---|
| V入賞ランプ点灯直後 | 打ち出しを継続。10カウントまで羽根は開く | 1ラウンドあたり最大130個 |
| ラウンド中盤(5カウント前後) | 打ち出しを継続 | 残りカウント分(約65個) |
| 10カウント到達後 | 次ラウンドの羽根開放まで打ち出しを維持 | 継続チャンスそのものを失う |
| 天上天下ボーナス中 | 専用アタッカーへ打ち込み続ける | 1,271個の完走が崩れる |
| 大当り終了・通常時復帰 | 通常時のストロークへ戻す | — |
▼ この表の読み方: 本機に「大当り中の止め打ち」という技術は存在しない。むしろ止めることが損失になる。デジパチのオーバー入賞狙いの癖でカウント直前に止めてしまう打ち手が最も損をする機種だと言える。
⚠️ 天上天下ボーナスは専用アタッカーが別にある
天上天下ボーナスは通常のデカハネ役物ではなく、14個賞球の専用アタッカーで出玉を払い出す。こぼしがほぼ無い設計なので、余計な調整はせず素直に打ち込み続けるのが最大値になる。ここでストロークを変えたり打ち出しを間引いたりすると、確定しているはずの1,271個を自分で削ることになる。
やってはいけない打ち方
- 大当り中の間欠打ち — 貫通型なので待つ意味が無い。カウントを取り切れず出玉が減るだけ。
- 鳴いた瞬間の打ち出し停止 — 羽根が開いているのに玉が届かなくなる。拾球率を自分で下げる行為。
- ストロークを固定したまま座り続ける — 羽根モノは寄りの影響が大きい。最初に必ず複数の強さを試したい。
- 鳴き回数だけでの台選び — 拾球率とセットで見ないとボーダー判定を誤る。
9. 立ち回りの考え方
本機の立ち回りは、遊タイムもLTも無いぶん極めてシンプルだ。やることは「拾う台を見つけて、拾わなくなったらやめる」の1つしかない。
朝イチ・日中・夕方
朝イチは釘の良い台を確保するのが最優先。羽根モノは設置台数が少ないため、良い台が1台あれば取り合いになる。逆にホールが力を入れていない島なら、朝から座る価値のある台が1台も無いこともある。
日中以降は、デジパチのような「前任者が作った天井」という拾いどころが存在しない。そのため夕方から新規で打ち始める意味はほとんど無く、朝から確保した台を打ち切るか、空いた良台に移るかの二択になる。夕方の短時間勝負に向いた機種ではない、と割り切ったほうがよい。
ボーダー狙い一本での組み立て
約1,500台という導入台数から、設置は1店舗あたり1〜2台が中心になる見込みだ。母数が少ないぶん、複数店舗を回って良台を探す動き方が効いてくる。等価の店で1,000円あたりの鳴きが28回を超える台に出会えれば、3万円打って期待収支は約+2,100円。1日でこれを2〜3台分積み上げられれば十分な結果になる。
逆に3.33円交換の店では、拾球率60%でも鳴き31.4回が必要になる。この水準の調整は簡単には出てこないので、非等価のホールでは最初から候補から外すくらいの割り切りがあってよい。
ホール選びのポイント
- 換金率を最優先で確認 — 等価と3.33円交換ではボーダーが5回以上違う。ここを見誤ると全ての判断がずれる。
- 羽根モノの島に力を入れているか — 新台入替で羽根モノを継続的に入れている店は、釘を開けている可能性が相対的に高い。
- 1〜2台設置の店を複数持つ — 導入約1,500台の機種なので、1店舗にこだわらず候補店を複数確保したい。
- 一般入賞口の釘も見る — 4個賞球の一般入賞口が死んでいると、鳴きが同じでも投資が伸びる。ヘソ周りだけを見ないこと。
💡 前作ファインプレーとの併用
同じマジハネプロジェクトのPはねものファインプレーが並んで設置されているホールもある。ファインプレーは3R/5R/10Rの固定振り分け(各33.2%)で出玉が読みやすく、本機は自力継続で振れ幅が大きい。同じ島に両方あるなら、その日の釘を見てより拾う側を選ぶ、という組み立てもできる。
まわるーだ
パチンコの回転率・ボーダー・期待値を、入力するだけで即計算。
10. よくある質問
Q. ハネ釈迦のボーダーはいくつ?
等価(4円交換)の拾いボーダーが1,000円あたり15.7回。実戦で数えやすい鳴き(羽根開放)ベースなら、拾球率60%で26.2回、拾球率50%で31.4回が分岐になる。3.33円交換の店では拾球率60%でも31.4回が必要で、等価より5回以上ハードルが上がる。
Q. ハネ釈迦に遊タイムはある?
非搭載。ラッキートリガー(LT)も搭載していない。羽根モノは大当り確率がデジタルで規定されていない構造のため、遊タイムを設定できない。搭載されているのはコンプリート機能(差玉最低地点から1日95,000発で打ち止め)のみで、これは救済ではなく上限規制だ。ハマり台を拾う立ち回りは成立しないので、台選びは釘だけで判断することになる。
Q. 天上天下ボーナスの当選条件と出玉は?
V入賞時の振り分けで約14.9%(およそ1/6.7)が天上天下ボーナスになる。1チャッカーからは「ロング開放0.8%+1回開放14.1%」、2チャッカーからは「2回開放14.9%」で、どちらから当てても合計比率は同じ14.9%。10ラウンドフルカウント完走が確定し、専用アタッカー(14個賞球/10カウント)で約1,271個を獲得できる。
Q. ハネ釈迦の止め打ちは効果ある?
大当り中の止め打ちは逆効果になる。貫通型自力継続なので早くV入賞してもそのラウンドの10カウントまで羽根が開き続け、止めると1ラウンドあたり最大130個を捨てることになる。効果があるのは通常時のストローク調整のほうで、2チャッカー(約0.6秒×2回開放)に玉を寄せられるかどうかで1,000円あたりの鳴きが数回単位で変わる。
Q. 前作のPはねものファインプレーとどう違う?
最大の違いは継続方式。ファインプレーは3R/5R/10Rの固定振り分け(特図1で各33.2%+ロング10R 0.4%)だったが、本機は最大10ラウンドの自力継続に変わった。出玉も3R=252個/10R=1,134個だったものが、釈迦ボーナス134〜1,204個・天上天下ボーナス1,271個へ。羽根も1.3倍のデカハネになり、拾球率は従来比150%と公表されている。
11. 関連ページ
🔗 あわせて読みたい関連ページ
※ スペック・ボーダーは執筆時点の情報。最新の確定値はメーカー公式・解析サイト等で照合したい。






